1958年、當(dāng)時は輸入品が主力であった特殊潤滑油を國産化すべく、若い研究者たちによって設(shè)立された(株)松村石油研究所(2009年、(株)MORESCOに社名変更)は高真空を必要とする産業(yè)向けの高真空ポンプ油、鉄鋼、自動車産業(yè)に使用される難燃性作動液、化粧品の原料となる、極めて安全性の高い流動パラフィンなどの製品を相次いで開発し、わが國経済の擔(dān)い手であった主要産業(yè)に提供してまいりました。これらの創(chuàng)業(yè)期の製品は時代の要請に応えて改良が加えられ、現(xiàn)在もなお國內(nèi)のトップシェアを維持し続けています。
研究開発型企業(yè)を目指すMORESCOはその後も自動車部品加工向けの水溶性ダイカスト用油剤や環(huán)境にやさしいホットメルト接著剤を事業(yè)化し、また獨自の合成技術(shù)でもってオンリーワンの合成潤滑油を生み出しました。特に、ホットメルト接著剤は紙おむつなどの衛(wèi)生材料向けで成長するとともに、合成潤滑油は自動車の高溫箇所で使用される高耐熱グリスのベースオイルやハードディスクの表面潤滑剤などのニッチな分野で活躍し、世界のトップシェア製品に成長いたしました。
一方で國內(nèi)自動車産業(yè)の海外進(jìn)出を機(jī)會に、1995年には初の海外現(xiàn)地法人をタイに設(shè)立し、その後、中國、北米、そしてインドネシアなどの地域で生産拠點や販売拠點を設(shè)け、グローバル企業(yè)となるための土臺づくりを著実に進(jìn)めてまいりました。
そして今、MORESCOは「水と油と高分子のスペシャリスト」として「環(huán)境関連分野」「情報関連分野」「エネルギーデバイス分野」に向け、これまで培ってきたブレンド技術(shù)や合成技術(shù)の融合による新製品開発にチャレンジし、世界中の人々や企業(yè)に喜んでいただける“ものづくり”と“サービス”の提供に取組んでいます。
MORESCOは、今日まで私たちを支えてくださった株主の皆様、お客様、地域社會をはじめとする多くの皆様への感謝の気持ちを忘れず、世界にきらりと光を放つ企業(yè)を目指して日々努力を続けてまいります。
株式會社MORESCO 代表取締役社長 赤田民生